【新NISA】新商品 Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)はおすすめ?

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投資信託の商品は何千もの種類があり、次から次と新しいファンドが出ていますが、今回は話題になっているファンドについて気になったので、私なりに調べてみました。

新NISAの銘柄選びの参考にもなると思いますのでぜひ最後まで読んでいって下さい♪

この記事では、2024年5月より新しく発売された投資信託である「Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)」について解説しています。

https://www.nikkoam.com/fund/detail/645115

この記事がおすすめな人

  • 新NISAの銘柄選びに悩んでいる人
  • 新NISAの成長投資枠の投資先に悩んでいる人
  • リスクは高くてもハイリターンを期待できる投資信託へ投資したいと考えている人
  • 「Tracers S&P500トップ10インデックス」の話題の理由を知りたい人、また投資を考えている人

⬇︎ 他にも新NISAに関する様々な記事を書いてますので、こちらも読んで頂けると嬉しいです ⬇︎

Tracers(トレイサーズ)とは?

Tracers(トレイサーズ)ってどういう意味なの?

まず、ファンド名の最初についている「Tracers(トレイサーズ)」について簡単に解説します。

新NISAでよく耳にするインデックスシリーズである「emaxis」シリーズについては、別記事で解説しています。

Tracers(トレイサーズ)とは、日興アセットマネジメントが2022年8月に設定・運用を開始した非アクティブのファンドシリーズです。

非アクティブ(パッシブ)ファンド…人の判断を入れずに事前に決めたルールに沿って投資するファンド

アクティブファンド…投資のプロが運用し、指数を大きく上回るリターンを目指すファンド

Tracersシリーズでは「こんなの欲しかった」と投資家の皆様にご共感いただける投資アイデアをファンドの設計に取り入れ、「インデックス(指数)」や「独自に定めたルール」などルールに沿って運用(トレース)しています。

また、ネット専用とすることでノーロード・低コストでの提供を実現しています。

※ノーロード=購入時に手数料がかからない投資信託のこと

そんなTracersシリーズのひとつとして、新しく発売されたTracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)について解説していきます↓

Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)の概要

「S&P500指数」は聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。

S&P500指数」とは…主要米国企業約500社で構成されており、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしています

この「S&P500指数」に連動したインデックスファンドは、新NISAの投資信託の買付ランキングで常に上位を占めています。

代表的なファンドとして、三菱UFJ国際投信が運営している「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」や、SBIアセットマネジメントが運営する「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」などがあります。

そんなS&P500指数の中でも、時価総額が上位10社の株式で構成される株価指数を「S&P500トップ10指数」と言います。

そして、S&P500トップ10指数に投資できるのがTracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)です。

下の表は2024年2月末時点での、S&P500トップ10指数の構成銘柄と割合です。

時価総額(株価×発行済株式数)の大きさに比例して指数の中で占める割合が決まる(=時価総額加重平均)ので、マイクロソフトやアップル、エヌビディアなどの大型株の構成割合が高くなります。

名前はトップ10ですが、実際は12社あることが分かります。

また毎年6月に構成銘柄の見直しと、年4回構成比率の調整が実施されるので、時代に沿ってその時の上位12社に投資できるわけです。

下の図は、「S&P500トップ10指数」と「S&P500指数」の過去10年のリターンを比較した図です。

特に過去5年間の推移は、両者のリターンに大きな差が出ており、「S&P500トップ10指数」がS&P500を大きく上回っています。もちろん今後もそうなるとは限りませんが。

気になる手数料ですが、信託報酬は0.10725%(税込)と非常に低コストです。S&P500の信託報酬がもともと低コストな事もあるのか、あまり変わらない低コストを実現しています。※「eMAXIS Slim米国株式S&P500」の信託報酬=0.09372%(2024年6月4日時点)

「S&P500トップ10指数」は実際どうなの?

ここからは私見にはなりますが・・・

「S&P500トップ10指数」は実際どうなのか考察してみました。

毎年、構成銘柄が入れ替わる構造にはなっていますが、少なくとも現在はハイテク分野に大きく偏っていることが分かります。

そのため大きなパフォーマンスが期待できる反面、値動きが激しくなることが予想されます。実際に「S&P500トップ10指数」の構成銘柄のひとつであるテスラは値動きが激しいですよね。

人気のある「S&P500」ですら全て米国株式であり、ハイリスクな投資対象と言えますが、さらにそこから12社に絞り込んでいるということはかなりリスクが高い投資信託であるということは理解しておく必要があります。

ただ、ハイリターンも期待できる投資信託を低コストで購入できるのは、長期的にみると魅力的に思います。

資産が余っている方や、人気のオルカンやS&P500は持っているけどもう少しハイリスクな商品も持ってみたいという方は、リスクの許容範囲内で「S&P500トップ10指数」にするのはありかもしれません。

ちなみに現時点で新NISAでは「成長投資枠」での購入となっています。

取り扱い金融機関はどこ?

「Tracers S&P500トップ10インデックス」を購入できる取り扱い金融機関は以下の通りです。

⚫︎SBI証券 ⚫︎楽天証券 ⚫︎au カブコム証券 ⚫︎松井証券 ⚫︎マネックス証券

⚫︎SBI新生銀行 ⚫︎イオン銀行  など

主要な金融機関で取引出来るようになっています。

Tracers S&P500トップ10インデックスがおすすめの人

ここまで「Tracers S&P500トップ10インデックス」の概要や考察してきましたが、どういった方におすすめかまとめているので、参考になれば幸いです。

  • メインのインデックスファンドへ積立投資しているけど、サブでもう少しハイリスクな商品も狙いたいという方
  • 資産が余っている方、また長期目線でハイリターンも狙える商品を低コストで持ちたい方
  • 投資を始めたばかりの方で、毎月入金できる金額が少なく、リスクが高くなっても高いリターンを積極的に狙いたいという方

S&P500のトップ10ということでハイリスクなことには変わりはないので、こういった商品は慎重に決めることをおすすめします。

米国株式でここまでハイリスクではなくても、ある程度のリスクを取りたいという方には、成長株だけでなく高配当株もバランスよく含まれいる「S&P500」がいいかもしれません。

私自身は今回の「Tracers S&P500トップ10インデックス」、かなり気になっています!

まとめ

2024年5月より新しく発売された投資信託である「Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)」について解説してきました。

新NISA成長投資枠の銘柄選びに迷っている方や、低コストでハイリターンも狙える商品を知りたいという方には参考になる内容だったのではないでしょうか。

今後もどんどん新しい投資信託が出てくると思います。また気になるファンドが出てきましたら、紹介したいと思います♪

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